2017年03月28日

処方はどうやって決められているのか  薬の効果がなくても すぐにあきらめてはいけません

処方はどうやって決められているのか  薬の効果がなくても すぐにあきらめてはいけません 仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。

【薬を医師はどうやって決めているのでしょうか?】

まずは症状をしっかり把握した上で、≪本人希望 どんな治療を望むのか≫ が最も重要視されます。 
「薬が嫌いだ!」とおっしゃる患者様を説得するのも医師の大切な仕事です。

それから治療歴、服薬歴、既往症、他の薬、アレルギー等の確認。
次いで年齢、性別、仕事、家庭事情でしょうか。

あと、すごく重要視していることは、
<薬を指示通りにきちんと飲めるかどうか>なんです。
効かないからと勝手に多めに飲んだりしないかどうか。相談もなく止めたりしないか。

精神科の薬を飲むことに不安もあると思います。
「癖になって止められなくなっちゃうと聞いている。」「認知症になると聞いたことがある。」だから、出来るだけ減らそう。我慢して1日おきにしよう。って考えていました なんて後々からよ~く聞く話です。全てが風評とは言いませんが、現代医学では、キチンとした中止方法は確立されています。

【薬の効果がなくても すぐにあきらめない】

処方されても効く効かないは実際あります。即効性のない薬もあります。
医師は良かれと思って処方するのですが、体質などで合わなかったことも多く見受けられます。
ヤブ医者ではないんです。簡単にあきらめず、医師に相談をする姿勢が患者様にも必要です。


早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
うつ病についてはこちら

お問い合わせ先 0120-477-029


2017年03月09日

睡眠薬と睡眠導入剤の違い

睡眠薬と睡眠導入剤の違い 仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。

<睡眠薬と睡眠導入剤の違い>

イメージ的には睡眠薬は強くて、睡眠導入剤の方が弱いと思っている方も見えるかもしれません。
結論から言ってしまえば、医師が処方する今の薬は、ほとんど睡眠導入剤と言っても間違いではないと思います。それは、両者を区別する明確な基準がないからです。
睡眠導入剤のことを慣習的に睡眠薬と言っている医師もいます。それも間違いではないという事です。
(ただし、古い薬ですが、バルビツール酸系の薬は、睡眠薬と分けて呼べるとも言われています。)

睡眠導入剤のタイプは3つ。
(1)寝付きを良くする短時間型
(2)睡眠を持続させる中時間型
(3)長時間型
(1)は比較的作用の弱いものが多いと思われますが、(2)と(3)はどんどん強くなるという訳ではありません。長く効いているだけです。

一番嫌われている『依存性』
「癖になる 依存症になる」と思い込んでいる方が大多数なのも事実。それに対して、依存性のある薬はまだまだ使われていますので、「依存の心配はありません」と言えませんが、
(1)医師に依存性が怖いと相談すると、その傾向のある薬は使われません。それぐらい選択肢は増えています。
(2)依存性がある薬でも、実際は自分勝手に飲まず、医師の指示を守れば大丈夫!飲み方も止め方もきちんとあることを知ってください。

「癖になる」と言い切ることが出来なくなってきています。間違った認識で寝れない方を追い込んではいけませんよ~。


ただし! *市販の睡眠導入剤を長く服用することだけは、避けた方が良い!! 
と付け加えておきますね。


早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
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2017年03月09日

イマドキの薬

イマドキの薬 仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。

【イマドキの薬】

現在の医学:うつ病の薬は最近では効果が高く、副作用が比較的軽くなってきています。薬品会社も良いものを作れば売れると躍起になって新薬の開発を行っているようです。それは、他の精神病の薬でも同じ傾向です。
更にもう一つ、お高くなっています!

<ご注意>症状が良くなったと勝手に服用を中止すると、悪化や違う症状を招くこともある薬分類であることに違いはありませんので、自己判断は禁物です。

現在、薬は抗うつ薬だけでもざっと20種以上はあります。
抗不安薬も睡眠導入剤も同様です。他に漢方もあります。
それらの組み合わせ、相乗効果まで考えると幾多の治療が可能なんでしょうか?

では、医師は薬効をどのように認識し、位置づけているのでしょうか?

ざっくりと言えば、経験がかなりの比重を締めていると言っても過言はないと思います。
もちろん膨大な知識に基づいた上でですが。
知識入手 → 経験 → 修正 → 経験 → 修正 
を繰り返し、知識を自分の形としながら薬の効き方や効果度合、副作用の出現を常に上書きしていると推測します。だから、経験がないと机上の空論になってしまう。薬品会社は、良いことを前面に押し出して売り込んできます。他の商売と何ら変わりません。
医師は、その情報を具体的にイメージ変換する作業を行っていると思っています。
残念ながら失敗も大きな財産になっているはずです。

次回は、これを踏まえて、医師はどうやって個々の処方を決めているのかをお伝えします。


早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
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