2017年03月09日
仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。
<睡眠薬と睡眠導入剤の違い>
イメージ的には睡眠薬は強くて、睡眠導入剤の方が弱いと思っている方も見えるかもしれません。
結論から言ってしまえば、医師が処方する今の薬は、ほとんど睡眠導入剤と言っても間違いではないと思います。それは、両者を区別する明確な基準がないからです。
睡眠導入剤のことを慣習的に睡眠薬と言っている医師もいます。それも間違いではないという事です。
(ただし、古い薬ですが、バルビツール酸系の薬は、睡眠薬と分けて呼べるとも言われています。)
睡眠導入剤のタイプは3つ。
(1)寝付きを良くする短時間型
(2)睡眠を持続させる中時間型
(3)長時間型
(1)は比較的作用の弱いものが多いと思われますが、(2)と(3)はどんどん強くなるという訳ではありません。長く効いているだけです。
一番嫌われている『依存性』
「癖になる 依存症になる」と思い込んでいる方が大多数なのも事実。それに対して、依存性のある薬はまだまだ使われていますので、「依存の心配はありません」と言えませんが、
(1)医師に依存性が怖いと相談すると、その傾向のある薬は使われません。それぐらい選択肢は増えています。
(2)依存性がある薬でも、実際は自分勝手に飲まず、医師の指示を守れば大丈夫!飲み方も止め方もきちんとあることを知ってください。
「癖になる」と言い切ることが出来なくなってきています。間違った認識で寝れない方を追い込んではいけませんよ~。
ただし! *市販の睡眠導入剤を長く服用することだけは、避けた方が良い!!
と付け加えておきますね。
早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
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