2016年10月21日
うつ病を治すには
「状態の変化はわかりづらいですよ」
仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。
【 診察室でよくある話 】
「先生、私ってホントに良くなっているの?全然変わらない気がする。何も出来ないままの気がする。」といったような内容を良く耳にします。
でも、私が思うに、すでにその時点で正確な自己分析が少しできるようになっている状態ではないのでしょうか。下降中の急性期の方は、全然変わらないという表現はしません。
「前より悪い」この一言です。
少し自分の状態が悪いまま変わらないという表現ができるようになったなら、回復のきっかけをつかんでいるのだと思います。
けれども、深淵の谷底へ転がり落ちた方は、少しぐらい這い上がれても気付けない。感覚では何にも変わらないドン底のままだと思います。
谷底の深さは、人それぞれですが、自分が少し底を脱出したかもと実感できるのは、やっとやっと1/3這い上がって後ろを振り返った時。毎日、毎日病気と闘っていますから、まとまった結果が見えないと信じられないんだと考えています。
少しずつ太っていって気づくタイミングと変わりません。
「最初は泣いてばかりだったよ」とか「聞こえないぐらい小声だったよ」とか具体的に教えてあげると納得できるみたいです。
おおざっぱですけど、こんなことがよく相談されています。
早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。
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