2024年08月24日

7月の講演会活動

こんにちは、楠木です。


今回は、7月の講演会活動を簡単に振り返ろうと思います。

7月は毎年講演依頼が多く重なる月で、今年は12件ほど講演しました。
内容は、うつ病、双極症、ADHD、発達障害、漢方など多岐に渡ります。

対象となるのは主に精神科医ですが、会によってはコメディカルの方々も含みます。

地域も幅広かったですね。
南は沖縄から北は青森までありました。

各地域を代表する先生方と接する機会でしたので勉強になりました。

やはり、人に伝えるというのは最もよい勉強方法ですし、関わった先生方から刺激を受けてさらに研鑽ことで自分の技量が磨かれるように思います。

今後も、講演会活動を通して得た知識や技術・モチベーションを患者さんに還元していきたいと思います。


2024年07月12日

成人期ADHD関連の講演会について

成人期ADHD関連の講演会について こんにちは、楠木です。

今回は、ADHD関連の講演会状況についてお伝えいたします。


こちらも多く講演依頼をいただいでおり、全国各地に向けて講演させていただいていました。

特に2023年9月に武田薬品の企画で坂本薫先生と対談させていただいた内容を、Rethink ADHDという資材にまとめたものがあり、その反響が大きかったと思います。

坂本薫先生は精神科医を代表するレジェンドのお一人で、まさか直接お話させていただける機会が私の人生にあるとは思ってもみませんでした。

地道に成人期ADHD治療に向き合って研鑽を重ねてきてよかったです。

さらに、今年の3月には坂本薫先生と昭和大学の岩名明先生と一緒に全国規模の講演会に登壇する機会までありました。

これも過分な機会すぎて現実感がありませんでした。



これらは当然、今まで一緒に治療に向き合ってくれた患者さんあってのことです。
今後も知識をアップデートして研鑽していきたいと思います。


成人期ADHD治療に興味をお持ちの方はお問い合わせください。

診断も治療も簡単ではありませんが、治療を継続している方は何らか成果を得ていますよ。


2024年07月10日

双極症の監修資材

双極症の監修資材 こんにちは、楠木です。

本日は、大塚製薬の依頼で監修した医師向けのエビリファイ持続性注射剤(ALAI)パンフレットを紹介します。

2年前にブログを中断する前にアップした記事もALAIの講演会についてでしたね。


ALAIは2023年3月に改訂された日本うつ病学会の双極症ガイドラインにおいて、維持期治療の単剤治療に推奨されています。

当院で導入した方の手応えは良好で、何とか双極症を良くしたいという患者さんの期待に応えてくれることが多いです。

一方、まだ精神科医にも十分認知されておらず、患者さんに至っては1%ほどしか知らないという研究データがあります。

そのため、この治療については私が仁愛診療所で導入した患者さんのデータをまとめるだけでも社会的な意味があると思い、2023年11月に最新精神医学に論文を発表しました(内容は別記事にまとめます)。

その内容を含めた医師向け講演会を大塚製薬から多く引き受けていたところ、医師向け資材の監修を行うことになりました。

各ページごとに監修医のコメントを寄せています。
この治療の良さや必要性を伝えるために必要なコメントを考えたつもりです。
また、当院の臨床データも載っています。

今後、ALAIが適切に周知されることを期待します。



2024年07月03日

ブログ再開

こんにちは。
仁愛診療所院長の楠木です。


2022年4月から更新していなかった院長ブログを再開いたします。


再開理由はひとつお伝えしたいことがあるからです。

何かと言いますと、当院の睡眠外来が2023年3月で終了しており、楠木が担当する精神科・心療内科・漢方外来は今後どうなるのか?という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

その疑問にお答えしたくてブログを更新しました。

まだ詳細は伏せますが、端的にお伝えすると楠木による診療は継続いたします。
現在の患者さんも、これから仁愛診療所に初診でかかる方も心配いりません。

今後も、主治医を定めてきちんと治療に向き合いたい方のニーズにお応えできます。
安心して来院してください。



また、せっかくなのでのんびりブログを更新していきますね。

次回はブログ更新をしなくなった経緯や、その後の講演会の状況について触れたいと思います。

ちなみに医師向けの講演会はさらに増えていました。
ありがたいことに忙しくさせて頂いています。

仁愛診療所
院長 楠木


2020年08月24日

自律神経失調症と漢方薬治療 VI 漢方の勉強を続けている楠木先生に聞きました!

自律神経失調症と漢方薬治療 VI 漢方の勉強を続けている楠木先生に聞きました! 【自律神経失調症の診断基準】
ICD10という精神科国際分類基準があります。
精神的ストレスに起因する「自律神経失調症」の精神科正式名称は「身体表現性自律神経機能不全」コード分類F45

確定診断の定義をわかりやすく説明すると
 (1)交感神経の働きすぎ(緊張モード)により、様々な器官の異常にて苦痛を伴っていること
 (2)特定の訴えが続くこと
 (3)医師が原因を説明したり、「大丈夫」と太鼓判を押され安心しても良くならないこと
 (4)症状のある器官を検査しても何も異常が見つからないこと
これらが診断基準の主なものです。

精神科医師はこれに合致する時に「自律神経失調症」と診断しています。

=== 医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。まずはご相談ください。===
自律神経失調症についてはこちら
うつ病についてはこちら

お問い合わせ先 0120-477-029


2017年08月29日

医療費が高くて・・・  <自立支援医療>ご存知ですか? II

医療費が高くて・・・  <自立支援医療>ご存知ですか? II <医療費が高くて困っている>

精神科の医療に対して、自立支援医療(精神通院医療)という制度があります。

精神疾患に対しての保険治療費と薬局に適用できます。(風邪や血圧など精神に起因しないものはダメです)
簡単に言えば、窓口負担金を減らしてくれる(一般は3割負担を1割まで)制度です。
 ◆例えば、診察費1,500円 薬局3,000円の計4,500円だった場合:制度利用にて1,500円で両方の支払いが済みます

また、助成制度と言って、更にその残った1割を負担してくれる市町村もあります。
つまり医療費支払い0円になります。ちなみに名古屋市は ×

*決して障害者になるわけではありません。

詳しくは、精神科医療機関でお尋ね下さい。
当院では、
・ある程度の通院期間を経て まだなお通院が必要と思われる方
・高額な薬代を必要としている方
随時ご案内を行うようにしています。


早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。
うつ病についてはこちら

お問い合わせ先 0120-477-029


2017年08月21日

医療費が高くて・・・  <自立支援医療>ご存知ですか? I

医療費が高くて・・・  <自立支援医療>ご存知ですか? I <医療費が高くて困っている>  自立支援医療はご存知ですか

精神科の医療に対応して、自立支援医療(精神通院医療)という国の制度があります。
精神科の治療が中長期に渡った場合、仕事を休むなどで経済的に治療費が重くのしかかってしまうためです。

厚労省HP→「通院による精神医療を継続的に要する病状にある者に対し、その通院医療に係る自立支援医療費の支給を行うものです。」

*決して障害者になるわけではありません。

全ての精神科治療の疾患に対応している訳ではなく、診断書も必要になります。
詳しくは精神科医療機関でお尋ね下さい。

当院では、
・ある程度の通院期間を経て まだなお通院が必要と思われる方
・高額な薬代を必要としている方
随時ご案内を行うようにしています。

こんなことを書くと、「また診断書が増える~!」と先生達に怒られるかもです・・・


早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。
うつ病についてはこちら

お問い合わせ先 0120-477-029


2017年05月06日

医師の【腕】   当然あります(2)

医師の【腕】   当然あります(2) Drの【腕】を評価するには様々な角度があると思います。

治療結果だけを見た場合
外科医は、OPEで結果がはっきり出ますが、精神科はどうでしょう?

まず、精神科には精神療法という心理的側面から治療を行う技術が存在します。
手段にはさまざまなものがありますが、精神疾患に対してアプローチを行い、原因を発見し、生き方や考え方、捉え方等々に変化を促し、それを克服するための援助を与えるものです。
この精神療法が、外科医のOPEに当たります。

しかし、現代医学では、そこまで踏み込んだ治療をする精神科医は少なくなっています。
それほど、薬が良くなっているのも現実です。
いつも薬の話しかしないDrがたくさんいます。

治療結果は同じでも、本人に変化がなく、弱点?を克服していなければ、また、似たような条件やストレス下では再発してしまいます。


早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。

お問い合わせ先 0120-477-029




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