2017年10月14日

薬の心配と失敗 IV 薬に対する勘違い

皆さんが飲んでいる薬には10mg錠 20mg錠などの表示があります。

「A薬0.25mg錠」と「B薬100mg錠」
==AとBどちらが強い薬と思われますか?==
多くの方が B と答えます。
同じ薬なら当然mg数の多い方が強いのは間違いありません。

違う薬でもmg数の大きい方が強い??
サプリでもあるように気軽に飲めるビタミン剤は、250や500mg など大きい数字ばっかりです。
ですからmg数の大きい方が強いとは言えません。

では、mg数が小さい方が強い??
そうですね~表現が的確ではないのですが、0.25mgで効果を発揮できるというニュアンスが近いかもしれません。
決して数字の小さい方が強いという意味ではありませんが、比較的その傾向がある ぐらいでしょうか。

「効かないのでもっと強い薬にして下さい。」というご要望は良く聞きますが・・・
【mg数表示は薬の強さをあらわすものではない】ということだけ覚えておいて下さい。


=== 早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
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2017年10月06日

薬の心配と失敗  III

薬の心配と失敗  III 今日の薬は、ほとんどが錠剤です。

「さじ加減」という言葉があります。江戸時代の医者の調合薬が語源です。

5~6年ぐらい前までは、散剤と言って粉薬も割とありました。
細かく調合できるので、その「さじ加減」も細かく設定できました。
しかし、粉薬は飲みにくいことから敬遠され、薬屋さんもどんどん生産を中止しています。

漢方は調合の妙。My調合してくれる先生もいます。
抗がん剤や麻酔など、体重で投与量決定される薬もあります。小児科も必然ですね。

精神科の薬は、10mg錠 20mg錠 結構アバウト。どうしても15mgにしたいときは半分に割って飲む。それぐらいの「さじ加減」しか今は出来ません。
成人男性、女性比べれば、倍の体重差だってあり得ます。でも薬の量を倍にしたりはしません。

痩せ型、太った体型の方はご一考。
また、微妙に多い、物足りないと思っている方
薬局で錠剤を砕いてもらって粉薬のようにし、必要分量だけをもらう分包処方という「奥の手」がありますので、主治医に相談の価値ありです。(砕いてはいけない薬もあります)


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2017年09月29日

薬の心配と失敗  II

薬の心配と失敗  II 漢方を含めてどんな薬も飲めば副作用はあります。例えビタミン剤でも。

ネットで調べられる薬の情報は、薬効の他に副作用、飲み合わせなどの注意喚起を目的(飲み方は医者の指示になります)としてあります。
あまり読んで気持ちの良いものではありません。

良くある副作用は、医師や薬を受取る時に薬剤師が説明をしてくれますので、それを理解しているレベルが妥当だと思います。

それでも、どうしても調べたいと思えば、重篤(重症化する)な副作用を知って下さい。
重篤な副作用は、即、医師に相談し、対処を取らないといけないからです。
ごくごく稀な確率になるので、医師や薬剤師も全部お伝えしないのが現状です。

この点に関しては、精神科に限らず、何の薬でも同じです。


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2017年09月25日

仁愛診療所の風景(5)

仁愛診療所の風景(5) 既にご存知の方も多いかとは思いますが・・・
7月より新たに看護師が一名入職しております。
とても明るく朗らかで、見ているだけで元気になる存在です!



2017年09月14日

医療費が高くて・・・ <自立支援医療>ご存知ですか? III

医療費が高くて・・・ <自立支援医療>ご存知ですか? III ・自立支援医療の申請先は、住民票のある地域の保健所または各市町村役場になります。

・制度申込みには、精神科主治医の診断書が必要となります。

ということは、医師による制度利用の判断?も時には入ります。(「安易に自立支援に頼ってはいかん」というポリシーの先生もいるみたいです)
また、診断書料が発生することになりますので、短期通院の場合は不適です。

自立支援医療を申請すると、会社にバレないか心配される方もお見えになりますが、
あくまで国の制度です。自立支援医療を利用している人=重症ではありません。

そんな心配をしているより、家計費の心配を軽くし、早く良くなりましょう。

私が精神科に掛かって、しばらく通院が必要そうなら絶対申込みますね。


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2017年09月13日

薬の心配と失敗  I

薬の心配と失敗  I 薬って怖いですよね。私も怖いです。
漢方を含めてどんな薬も飲めば副作用はあります。

薬のことは簡単にネットで調べられます。
「心配で調べずにはいられない」とよく患者さんから聞いています。医者よりも副作用に詳しい患者さんもいるぐらいです。
不安になりやすくなっているので、あまり神経質に調べ過ぎない方が良いですよ。

薬品会社は訴えられたくないので、確率は低くても副作用は全部掲載してあります。
それを皆さんが読んで、たくさんの副作用があることに心配で飲めなくなる。

大丈夫か~大丈夫か~と心配して飲めば、睡眠導入剤や抗不安剤は効果が落ちるでしょうね。かえって病状が悪化したように感じてしまうかも。

「先生、効きません」→「ではもう少し強い薬に変えましょう」・・・強い薬と聞けばまた不安↑ 余分な薬が増えてしまうかも

【飲む前から薬と闘うのは止めましょう。】


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2017年09月08日

よく言われている紹介状(診療情報提供書) 紹介状はなぜ必要か??

よく言われている紹介状(診療情報提供書) 紹介状はなぜ必要か?? 何故、紹介状が要るのでしょうか?
もちろん経過や処方、検査状況などを正確に伝え、治療がうまくつながるようにするためです。

それ以外でも

1. 紹介状を持参される方に対しては、きちんと病気に向き合い対処されている方だと認識できます。
*治療は医者と患者さんの信頼関係上で成り立つものです。

2. 例え効果がなかった医療機関の治療でも、治療経過を捨てるのはもったいない。
*うまくいかなかったことも次につなげましょう。

3. 保険診療は、1つの病気に対して1つの医療機関で治療を行うことが基本です。転院希望をいただくと一方は治療中止とできます。
これは、主治医をきちんと決定するためと、あちこちで同じ薬を同時にもらう依存症や不正行為を防ぐためでもあります。

4. 医療機関同士の連携のためです。違う病気で並行治療を行う場合は特に有効です。

【自分の事は自分が一番良く知っているのも事実ですが、病気になると一番わかっていないのも自分です。】


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2017年09月04日

よく言われている紹介状(診療情報提供書)って?

よく言われている紹介状(診療情報提供書)って? 転院の時など紹介状をもらってきて下さいと良く言われると思いますが、
良く勘違いされるのは、診断書です。診断書は紹介状(診療情報提供書)とは全く別ものです。紹介状の役目は果たしません。

同じ地域で転院する場合は、「紹介状を書いてください」とは、先生に言いにくいですよね。お気持ちは良くわかります。
転院したい=他の医者の方が良い気がする 失礼だと怒られないか。

でも、皆さんが思っているほど深刻な話ではありません。医者側もああそうですか みたいにサクっと気軽な場合が多いですよ。
そんなに自信満々の医者はそういません。

患者さんには医者を選ぶ権利があり、通院先は自由です。また、戻る場合も「またお願いします」で済みますよ。
ですが、医者の「紹介状は書きません」には問題あります。義務を放棄する医者は患者さんの事を思っていないケースがあると思われます。
忙しい面倒だからでは通らないと思うのですが、実際は、なんだかんだと言って書かない医者がいるのも事実です。
患者さんから「書いてもらえない」と申し訳なさそうに言い訳されるのはつらいです。

当院では、正当な理由がない限り、お断りすることはないと思います。
なんて当たり前の事なんですけどね。


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2017年08月29日

医療費が高くて・・・  <自立支援医療>ご存知ですか? II

医療費が高くて・・・  <自立支援医療>ご存知ですか? II <医療費が高くて困っている>

精神科の医療に対して、自立支援医療(精神通院医療)という制度があります。

精神疾患に対しての保険治療費と薬局に適用できます。(風邪や血圧など精神に起因しないものはダメです)
簡単に言えば、窓口負担金を減らしてくれる(一般は3割負担を1割まで)制度です。
 ◆例えば、診察費1,500円 薬局3,000円の計4,500円だった場合:制度利用にて1,500円で両方の支払いが済みます

また、助成制度と言って、更にその残った1割を負担してくれる市町村もあります。
つまり医療費支払い0円になります。ちなみに名古屋市は ×

*決して障害者になるわけではありません。

詳しくは、精神科医療機関でお尋ね下さい。
当院では、
・ある程度の通院期間を経て まだなお通院が必要と思われる方
・高額な薬代を必要としている方
随時ご案内を行うようにしています。


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2017年08月21日

医療費が高くて・・・  <自立支援医療>ご存知ですか? I

医療費が高くて・・・  <自立支援医療>ご存知ですか? I <医療費が高くて困っている>  自立支援医療はご存知ですか

精神科の医療に対応して、自立支援医療(精神通院医療)という国の制度があります。
精神科の治療が中長期に渡った場合、仕事を休むなどで経済的に治療費が重くのしかかってしまうためです。

厚労省HP→「通院による精神医療を継続的に要する病状にある者に対し、その通院医療に係る自立支援医療費の支給を行うものです。」

*決して障害者になるわけではありません。

全ての精神科治療の疾患に対応している訳ではなく、診断書も必要になります。
詳しくは精神科医療機関でお尋ね下さい。

当院では、
・ある程度の通院期間を経て まだなお通院が必要と思われる方
・高額な薬代を必要としている方
随時ご案内を行うようにしています。

こんなことを書くと、「また診断書が増える~!」と先生達に怒られるかもです・・・


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