2017年01月26日
仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。
うつ病の方への友人の接し方
【 診察室でよくある話 】
友人の付き合い方は微妙です。
掛ける言葉がない。何を言ってあげたら良いのかわからない。励まして本当に良いのか と腰が引けてしまいますよね。
タイプは人それぞれなので、正解論はないと思います。その人のレベルで頑張り続けた結果の病気ですから、「ガンバッて」は適していないケースが多いことは事実です。
まず、話を聞いてあげる。これがベストかもしれません。簡単に言うと、そうだね、そうなんだと受け入れることです。こうしたら、ああしたら ってアドバイスはあまりお勧めしません。
苦しんでいる友人は、精神力も体力もありません。気分転換にと誘っても、なかなか動こうとしないでしょう。不安が先に立ち、気の合う友人とでも出掛けたあとは、反動で疲れてしまいます。
本人が行くと簡単に言うならば、どんどん誘ってあげましょう。迷った場合は、無理強いをせず、根気よく接し、日を改めること。人混みは避け、遠出をしないこと、長時間にならないことをお勧めします。
早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
うつ病についてはこちら
お問い合わせ先 0120-477-029
2017年01月26日
仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。
うつ病の方への家族の接し方
【 診察室でよくある話 】
多くの場合、本人にとって楽(苦しいのは変わらないけど、その中でも楽な方という意味です)なのは、本人が求めない限り放っておいてくれること。「傍にいるよ。見守っているよ。」っていうスタンス。見て見ぬふりとは明らかに違います。
もう一つは、「何でも相談して」貴方の味方だよ というスタンスも、良い結果につながることが多いと思われます。
しかし、うつ病は長い闘いになるケースが多く、だらだらとしている様に見えてしまうので、家族に我慢の限界が来ている姿が多く見られます。
人間は先が見えないと脆いものです。負のエネルギーも想像以上に大きいために下手をすれば家族もうつになってしまいそうになります。
勝手に全治2年という考え方なんかはどうですか? 2年入院しなけりゃならないぐらいの病人と付き合う長期戦の心構えを持つ。我慢や気遣いも、良く出来て通常の2~3割UP。
大事なことは、サポートペースを一定にして出来るだけ平常心。
出来ないことは出来ないと言い、ある程度の愚痴や文句も言うぐらいの平常さやウサ晴らしは必要ですよ。
本人が治るためには、家族が暗くならない、壊れないことがすごく大事です。何だかんだと言いながらも本人の安定が増します。
早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
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お問い合わせ先 0120-477-029
2017年01月04日
仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。
【 診察室でよくある話 】
うつ病の方の考え方は、ある意味ワンパターンです。
できない、考えたくない、動きたくない、もうダメ、苦しい、死んじゃいたい・・・
ネガティブな言葉を並べるとドンピシャ。でも誰かがではなく、自分の事を示唆しているところがポイント。
以前に他責的な方は「うつ病」ではなく「適応障害」かもしれませんと話をしましたが、まさにそれ。
ぜ~んぶ自分が悪いと思ってしまうので、自力解決はムリ。サポートが必要なんです。
サポート力は、まず家族、次いで友人、同僚、先輩、最後に医者ですかね。
家族や友人の方が、断然、力を発揮していることが多いと感じています。
医者の診察時間には限りがあり、関わっている時間が短いので、一般論に近いアドバイスになる傾向が、残念ながらあります。
また、現症状を緩和する薬を出すために何が必要かを見極めようとし、診察時間の大半を使い、精神面フォローの時間が少なくなってしまうのが現状です。
次回は家族や友人の付き合い方をお話ししたいと思います。
早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
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