2018年01月20日
お薬は、薬効を発揮するためのベストな吸収具合や作用時間など、開発の段階で計算されて作られています。
それなのに、以前私は、薬が飲みこめないと言った患者さんに
「ペットボトルの水に溶かして飲んだらどう?」
などとアドバイスのつもりで声を掛けたことがあります。それを聞いていた担当医に
「大馬鹿者っ!一気に吸収されてフラフラになってしまうかもしれんぞ!」
と怒られた経験があります。
やはりシロウト考えは危険です。
また、お薬とお酒は相性が良くありません。血液循環が活発になることで、血中の濃度が急激に上がったりするからです。
私の経験談ばかりで恐縮ですが、今私は血圧を下げるお薬を飲んでいます。それなのにお酒を飲んだばかりでなく、風呂にも入り、突然、気を失ったことがあります。
気を失った瞬間は全く覚えておらず、倒れた時にあちこち怪我をしました。お薬が効き過ぎて急激に血圧が下がったことが原因と思い、反省しています。
<皆さんお薬は、用法をキチンと守って正しく飲みましょう>
=== 早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。===
うつ病についてはこちら
お問い合わせ先 0120-477-029
2017年11月11日
以前に自分が飲んでいた薬剤名を覚えていない方は、ホントに多く見られます。
変なカタカナ名で覚えにくいので、忘れるのも当然です。
しかし、以前に効果を発揮した薬は、症状が似ている場合、原因や環境が違ったとしても、それなりの効果を上げることが多いのです。その時に副作用がなかったなら尚更大事な事です。
患者さんからすると、専門医なら説明すれば、どの薬を飲んでいたかぐらいは分かるだろうと思っている方が意外とお見えになります。
「寝る前に飲んでいた丸くて、白くて、これぐらいの大きさの薬」と一生懸命に説明なさいます。
けれどもごめんなさい分かりません。
今はお薬の種類が豊富な上にジェネリックもあります。
医療機関を変わると以前の情報が全くないので、これが良さそうだという薬から試すことになります。
苦しんでいる方を早く楽にしてあげたいと思っても、薬の相性探しに手間取ったりすることがあります。
【お薬手帳は身を守る財産です。】
ご自身が早く良くなるために、何年分も保管されることをお勧めします。
=== 早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。===
うつ病についてはこちら
お問い合わせ先 0120-477-029
2017年10月31日
薬は一度体内に取り入れると、薬効を感じないレベルに下がっていても血中には数日間残っています。
ということは、
薬を飲んで湿疹などの副作用が出た場合などは、治まるまで意外と日数が掛かる場合があるということです。
もちろん個人差はあります。また、排せつされにくい薬、されやすい薬によっても違いがあります。
今朝のコーヒーから摂取したカフェイン。排せつされやすい成分ではありますが、
毎日飲めば、影響がないとは言えませんよ。
睡眠不足で眠いから、午前中なら一杯。
積み重ねの悪循環に陥らないようにご注意を。
【こんなことの小さな積み重ねがとても大事です。】
【薬を減らすことができるかもしれません。】
=== 早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。===
うつ病についてはこちら
お問い合わせ先 0120-477-029
2017年10月20日
精神科の薬は、2倍の量を飲んでも2倍効くことはあまりありません。
それなのに、効いても効かなくても副作用だけは2倍に出ることがありますので注意して下さい。
★その前に自己判断での増量は絶対に止めましょう。
!!! 『依存症』に最もなりやすいパターンです !!!
=== 早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。===
うつ病についてはこちら
お問い合わせ先 0120-477-029
2017年10月14日
皆さんが飲んでいる薬には10mg錠 20mg錠などの表示があります。
「A薬0.25mg錠」と「B薬100mg錠」
==AとBどちらが強い薬と思われますか?==
多くの方が B と答えます。
同じ薬なら当然mg数の多い方が強いのは間違いありません。
違う薬でもmg数の大きい方が強い??
サプリでもあるように気軽に飲めるビタミン剤は、250や500mg など大きい数字ばっかりです。
ですからmg数の大きい方が強いとは言えません。
では、mg数が小さい方が強い??
そうですね~表現が的確ではないのですが、0.25mgで効果を発揮できるというニュアンスが近いかもしれません。
決して数字の小さい方が強いという意味ではありませんが、比較的その傾向がある ぐらいでしょうか。
「効かないのでもっと強い薬にして下さい。」というご要望は良く聞きますが・・・
【mg数表示は薬の強さをあらわすものではない】ということだけ覚えておいて下さい。
=== 早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。===
うつ病についてはこちら
お問い合わせ先 0120-477-029
2017年10月06日
今日の薬は、ほとんどが錠剤です。
「さじ加減」という言葉があります。江戸時代の医者の調合薬が語源です。
5~6年ぐらい前までは、散剤と言って粉薬も割とありました。
細かく調合できるので、その「さじ加減」も細かく設定できました。
しかし、粉薬は飲みにくいことから敬遠され、薬屋さんもどんどん生産を中止しています。
漢方は調合の妙。My調合してくれる先生もいます。
抗がん剤や麻酔など、体重で投与量決定される薬もあります。小児科も必然ですね。
精神科の薬は、10mg錠 20mg錠 結構アバウト。どうしても15mgにしたいときは半分に割って飲む。それぐらいの「さじ加減」しか今は出来ません。
成人男性、女性比べれば、倍の体重差だってあり得ます。でも薬の量を倍にしたりはしません。
痩せ型、太った体型の方はご一考。
また、微妙に多い、物足りないと思っている方
薬局で錠剤を砕いてもらって粉薬のようにし、必要分量だけをもらう分包処方という「奥の手」がありますので、主治医に相談の価値ありです。(砕いてはいけない薬もあります)
=== 早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。===
うつ病についてはこちら
お問い合わせ先 0120-477-029
2017年09月29日
漢方を含めてどんな薬も飲めば副作用はあります。例えビタミン剤でも。
ネットで調べられる薬の情報は、薬効の他に副作用、飲み合わせなどの注意喚起を目的(飲み方は医者の指示になります)としてあります。
あまり読んで気持ちの良いものではありません。
良くある副作用は、医師や薬を受取る時に薬剤師が説明をしてくれますので、それを理解しているレベルが妥当だと思います。
それでも、どうしても調べたいと思えば、重篤(重症化する)な副作用を知って下さい。
重篤な副作用は、即、医師に相談し、対処を取らないといけないからです。
ごくごく稀な確率になるので、医師や薬剤師も全部お伝えしないのが現状です。
この点に関しては、精神科に限らず、何の薬でも同じです。
早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。
うつ病についてはこちら
お問い合わせ先 0120-477-029
2017年09月13日
薬って怖いですよね。私も怖いです。
漢方を含めてどんな薬も飲めば副作用はあります。
薬のことは簡単にネットで調べられます。
「心配で調べずにはいられない」とよく患者さんから聞いています。医者よりも副作用に詳しい患者さんもいるぐらいです。
不安になりやすくなっているので、あまり神経質に調べ過ぎない方が良いですよ。
薬品会社は訴えられたくないので、確率は低くても副作用は全部掲載してあります。
それを皆さんが読んで、たくさんの副作用があることに心配で飲めなくなる。
大丈夫か~大丈夫か~と心配して飲めば、睡眠導入剤や抗不安剤は効果が落ちるでしょうね。かえって病状が悪化したように感じてしまうかも。
「先生、効きません」→「ではもう少し強い薬に変えましょう」・・・強い薬と聞けばまた不安↑ 余分な薬が増えてしまうかも
【飲む前から薬と闘うのは止めましょう。】
早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。
うつ病についてはこちら
お問い合わせ先 0120-477-029
2017年09月08日
何故、紹介状が要るのでしょうか?
もちろん経過や処方、検査状況などを正確に伝え、治療がうまくつながるようにするためです。
それ以外でも
1. 紹介状を持参される方に対しては、きちんと病気に向き合い対処されている方だと認識できます。
*治療は医者と患者さんの信頼関係上で成り立つものです。
2. 例え効果がなかった医療機関の治療でも、治療経過を捨てるのはもったいない。
*うまくいかなかったことも次につなげましょう。
3. 保険診療は、1つの病気に対して1つの医療機関で治療を行うことが基本です。転院希望をいただくと一方は治療中止とできます。
これは、主治医をきちんと決定するためと、あちこちで同じ薬を同時にもらう依存症や不正行為を防ぐためでもあります。
4. 医療機関同士の連携のためです。違う病気で並行治療を行う場合は特に有効です。
【自分の事は自分が一番良く知っているのも事実ですが、病気になると一番わかっていないのも自分です。】
早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。
うつ病についてはこちら
お問い合わせ先 0120-477-029
2017年08月29日
<医療費が高くて困っている>
精神科の医療に対して、自立支援医療(精神通院医療)という制度があります。
精神疾患に対しての保険治療費と薬局に適用できます。(風邪や血圧など精神に起因しないものはダメです)
簡単に言えば、窓口負担金を減らしてくれる(一般は3割負担を1割まで)制度です。
◆例えば、診察費1,500円 薬局3,000円の計4,500円だった場合:制度利用にて1,500円で両方の支払いが済みます
また、助成制度と言って、更にその残った1割を負担してくれる市町村もあります。
つまり医療費支払い0円になります。ちなみに名古屋市は ×
*決して障害者になるわけではありません。
詳しくは、精神科医療機関でお尋ね下さい。
当院では、
・ある程度の通院期間を経て まだなお通院が必要と思われる方
・高額な薬代を必要としている方
随時ご案内を行うようにしています。
早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。
うつ病についてはこちら
お問い合わせ先 0120-477-029