2017年02月07日

セカンドオピニオンを求めても

セカンドオピニオンを求めても 仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。

「自分に対する治療は本当に合っているのか?または薬が合っていないのではないか?」

と多くの方が、疑問を持っているのではないでしょうか。これは、精神科に限ったことではないと思います。治療が長くなる病気は、疑ってしまうタイミングも沢山ありますよね。

ドバッと熱が出ても、熱が下がれば、ああ良かった治ったと自覚できますが、うつ病など精神科の病気は、軽症でなければ、ほとんどが中長期に渡ります。だから治療途中で不信感を持ったり、疑問に思う。 だから他の医者にも意見が聞きたいっ!! 
主治医を信用していない訳ではないけど・・・って言いたくなりますよね。 

当然です!!

心の病気は、見えない患部を治すための画像や明確なデータも乏しい。心理検査も判断材料でしかなく、血液検査のように異常数値が出るわけではありません。

当院ブログの中に「精神科の診断はどう行われている?」があります。読んでみて下さい。
医師は、経過とともに、患者さんのイメージ像を作り上げていきます。限られた時間の中で話を重ね、分かりあえていく部分も少なくありません。
過去の診察で、何をどんな表情でどのように表現したのかがキーポイントなんですが、精神科へセカンドオピニオンで来院した時は、大雑把にその感覚や要素が端折られます。それは、今までの経過を理解しようとしても、再現フィルムでもない限り不可能に近い。

早い話、現状を判断するしかないということなんです。
だから、薬が間違っていないかと聞かれても、どのタイミングでどう訴えられた時に主治医がどう判断した結果なのかは、想像するしかない。想像では良いとも悪いとも軽々しく言えないだろうな と思います。

<結論>
精神科のセカンドオピニオンは「今のあなたの状態から、私ならこういう治療を提案し、こんな薬を処方するでしょう」と言う話になると思われます。
それが、今の主治医と治療や薬が違っても、間違っているという結論には至らず、明らかに診断が違わない限り、求める治療への疑問は解決しない場合が多いと思います。
本当にごめんなさい。

「Drの腕」はまた後日。


* 早めに医師に相談することが大事です。適切なアドバイスをさせて頂きます。
うつ病についてはこちら

  お問い合わせ先 0120-477-029


2017年02月01日

精神科の診断はどう行われている?

仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。

「精神科の医師は、どうやって病気の診断をしているのかと思ったことはありませんか?」

Drに話を聞いたり、カルテを見たりしてみると・・・

初診の場合:
当院は、クリニックでは珍しいケースですが、診察の前にスタッフが聞き取りを行います。診察時間には限りがあるので、事前に充分な情報を得るためです。聞き取る内容は、<職業、家族構成、通院歴、通院状況、処方、病歴、家族歴、生育歴、性格、学歴、職歴、家族等の関わり方、仕事上の情報、人間関係、一日のスケジュールなどなど> 約1時間掛かります。その情報を基に医師の診察となります。

診察開始です。
(1) 診察室に患者さんが入って来た段階で、全体像として顔色、身なり、姿勢、挙動(挨拶、歩き方、座る位置、視線)を観察しています。
(2) 何が困っているのかを伺いながら、表情、口調、態度、疎通性を観察しています。
(3) 時系列の確認。患者さんは今現在の症状を切々に話そうとしますが、その前に生活環境などの背景は大事です。
いつから何がどうなってきたか。仕事内容、職場状況、家族のことなどを絡めた人間関係や背景を掘り下げながら、原因、思考、理解力、判断力、受け取り方を探っています。
その上で、今の症状を詳しく確認します。
 *この時点では、病像のイメージは出来ていて、おおよその疑い病名に絞り込んでいる場合が多いです。
(4) その診断基準に合致するかどうかの確認問診が始まります。
 *精神科にも当然、病気診断の明確なガイドラインはあります。
(5) 診断をお伝えします。本人の希望になるべく添う方向で治療方法を相談していきます。指導や注意も合わせて行います。

初診時だけで診断を確定させることが難しいケースや判断に困る場合もあるそうです。
検査が必要なケースは検査後に診断をすることになりますし、精神疾患が混在し、一つだけでない場合も多く見られます。
治療を重ねる経過で、情報の追加や訂正、症状変化、薬の反応状態などから診断を確定したり、追加、変更をしていく時もあります。

うつ病だけでも、病態により様々に区分されていますが、患者さんに伝えるのは「うつ病」とだけになる場合が多いです。

精神科の診察は、言葉のやり取りが多いので、誇張をしない的確な表現が求められます。ただ、医師が判断しているのは、言葉だけではないということです。


早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。
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2017年01月04日

うつ病を治すには  スタッフの独り言11 うつ病の人の考え方

仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。

【 診察室でよくある話 】

うつ病の方の考え方は、ある意味ワンパターンです。

できない、考えたくない、動きたくない、もうダメ、苦しい、死んじゃいたい・・・
ネガティブな言葉を並べるとドンピシャ。でも誰かがではなく、自分の事を示唆しているところがポイント。

以前に他責的な方は「うつ病」ではなく「適応障害」かもしれませんと話をしましたが、まさにそれ。
ぜ~んぶ自分が悪いと思ってしまうので、自力解決はムリ。サポートが必要なんです。
サポート力は、まず家族、次いで友人、同僚、先輩、最後に医者ですかね。
家族や友人の方が、断然、力を発揮していることが多いと感じています。

医者の診察時間には限りがあり、関わっている時間が短いので、一般論に近いアドバイスになる傾向が、残念ながらあります。

また、現症状を緩和する薬を出すために何が必要かを見極めようとし、診察時間の大半を使い、精神面フォローの時間が少なくなってしまうのが現状です。

次回は家族や友人の付き合い方をお話ししたいと思います。


早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
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お問い合わせ先 0120-477-029


2016年11月17日

うつ病を治すには  スタッフの独り言9 なぜ うつにになる?

うつ病を治すには

「カウンセリングはどうだろう?」

仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。

【 診察室でよくある話 】

うつ病は、よく耳にするセロトニンという脳内の伝達物質(ホルモン)がうまく働かないようになって起こります。ということは、脳内ホルモンの病気。じゃあ何でそうなるのかと言うと、残念ながらきっかけは人それぞれ。

うまく伝達物質が働くようになれば治ります。ってそんなに単純ではないですね。

皆さん、守る生活があり、仕事があり、家庭があり、事情は複雑です。
「南の島に行ってのんびり暮らせば治りますよ~」と冗談半分、本気半分で話しています。

でも現実、効果的な治療は、皆さんの嫌いな薬物療法になってしまうんですね。ホルモンバランスを整えるためですから。

多くの方が希望されるカウンセリング治療では、セロトニンの働きを良くすることは難しいため、治療効果は少ないと思います。でも、思考パターンを変えるきっかけ探しにはなるので、ダメだとは思いません。

うつ病になりやすい思考パターンを変える。
これは大事!
むしろ回復後のうつ病再発防止には効果があると思います。

おおざっぱですけど、こんなことがよく相談されています。


病気は何でも早目に相談することが大切です。

医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
まずはご相談ください。
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2016年09月29日

うつ病を治すには スタッフの独り言2 うつと適応障害

うつ病を治すには

「うつ病と適応障害」

仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。

【 診察室でよくある話 】

「うつ病」は自責念が特徴的。だから、特定の誰か、仕事や何かのせいで「うつ」になってしまったと思っている人は、うつ病じゃないかも・・・

「適応障害」かもしれませんね。

「適応障害」は、特定の仕事や人間に反応した病気でうつ病とほとんど同じような症状だから普通は見分けがつかない。でも、うつ病と違って、脳の病気ではありません。神経症圏の病気です。だから、治療方法も違います。

カウンセリングは効果あります。休暇を取ってもあまり変化が出ません。考える時間が取れるのは良いことですが。部署替えや転職、引っ越しなど環境変化が一番の薬です。

「適応障害」は、死にたい、消えたい、楽になりたいと思う症状も出ますが、衝動的な行動は少ないと思えます。


おおざっぱですが、こんなことがよく相談されています。


早めに医師に相談していただくことにより、適切なアドバイスをさせて頂きます。
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お問い合わせ先 0120-477-029


2016年09月09日

うつ病を治すには スタッフの独り言1 うつ病概念

うつ病を治すには スタッフの独り言1 うつ病概念 はじめまして。仁愛診療所のスタッフです。もちろんDrではありません。
あらかじめご了承下さい。

でも、Drではないからこそ、皆さんと同じ目線で考えながらもイメージができていることがたくさんあります。間違っていることもあるかもしれませんがお伝え致します。

「うつ病」は、心ではなくて脳の病気。だから、カウンセリング効果は少なく、薬で治る病気なんです。実際そんなに単純ではないんですけど。でも治すには休息が一番効果的!!

わかってきた「うつ病」概念  
(1)自分を責めてしまう――申し訳ない。自信がない。死にたい。いない方が良い。
   だから、ホントに死んじゃう人もいます。計画的ではなく衝動行為で。残念です。
(2)行動力や気力が激減――何もしたくない。動けない。ダルい。考えられない。覚えられない。
   だから、昨日のことも覚えていない。認知症じゃないかと心配しちゃう。
(3)不安と焦り――些細なことでイライラしたり、不安になる。びくびくしている。
(4)不眠――眠れない。寝付けない。中途覚醒。朝方や明るくなる頃に眠れる昼夜逆転。

おおざっぱですけど、こんなことがよく相談されています。
うつ病についてはこちら

お問い合わせ先 0120-477-029

早目に相談が大切です。

早めに医師に相談していただくことにより、より的確なアドバイスをさせて頂きます。
まずはいち早くご相談ください。

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